瓦 漆喰 剥がれ

瓦の漆喰が?がれるのはナゼ?塗り直しだけでは意味がない!?

屋根の漆喰がボロッと剥がれているのを見ると不安になりますよね。
見た目も悪いので、早く修繕しなければいけないのではないかと焦るかもしれません。
しかし、そもそもなぜ漆喰が?がれるのでしょうか?
どんな修繕が必要なのでしょうか?

 

 

★漆喰と葺き土の経年劣化が漆喰いが?がれる原因です。
★漆喰が?がれる原因を除去しなければ、塗り直しても意味がありません。

 

 

剥がれの原因は経年劣化!

瓦の漆喰は一般的に屋根のてっぺん部分、棟瓦の下に塗られているもので、瓦の下にある葺き土を雨から守ることと、白く塗ることで美観を保つという役割を持っています。
そんな漆喰は経年劣化によってヒビが入ります。
漆喰のヒビや?がれは不安になりますし、漆喰が少し?がれていることを理由にして不安を煽り工事をさせようとする悪徳業者がいますが、葺き土があるのですぐに雨が侵入する、雨漏りが起こるというわけではありません。
漆喰が少し?がれているうちは劣化のサインが出ている段階なので、焦らずに漆喰を修繕出来る業者を探しましょう。
しかし、だからといって悠長に漆喰の剥がれを放っておくのは危険です。
漆喰の剥がれだけでなく葺き土も劣化によって痩せてくると瓦がずれはじめます。
そうなるとさらに漆喰の剥がれが進みボロッとコンクリートのような塊が落ちてくることもがあります。
慌てて漆喰の剥がれを修繕しなくても良いとはいえ、放置するのは雨漏りや崩壊の原因となり危険です。
雨水が染み込む前に、修繕を行う必要があります。

 

 

剥がれの原因除去が何より大事!

漆喰の剥がれを修繕する際には、単純に漆喰を塗り直せば良いというわけではありません。
漆喰が?がれていると表面的な問題だけでなく棟や、その中の葺き土が経年劣化によって動きバランスを崩している可能性が高いので、漆喰を塗る前に葺き土のバランスを整える必要があります。
特に、バランスを崩して排水機能が低下してしまっている場合は、漆喰を塗り直すだけではそのまま蓋をしてしまうことになるため、すぐに漆喰が?がれてしまったり、内部で水が流れ雨漏りが起きたり、棟自体が崩れてしまうことさえあります。
漆喰の修繕を行う時には、剥がれた漆喰を綺麗に取り除き、剥がれの原因となっている葺き土の修繕や棟のバランスを整えたうえで漆喰を塗り直さなければ何の意味もありません。
さらに漆喰を修繕する際には、適切な厚さを均一に塗ることや本来の目的である美観も大切です。
原因を探り、除去し、丁寧に漆喰を塗り直すには、熟練した職人の技術が必要です。
技術のある業者を慎重に探すためにも、慌てて工事を依頼することのないようにしましょう。

 

 

まとめ

漆喰は経年劣化によってヒビが入り、さらに葺き土が痩せることで瓦が動きやすくなり剥がれ落ちてしまいます。
瓦の漆喰が?がれているからと原因も確認せずに自分で修繕したり、焦って飛び込みの業者に依頼したりしないようにしましょう。
原因を調査し、表面的な漆喰の塗り替えだけでなく原因を除去する工事を行ってくれる業者を慎重に選ぶようにして下さい。